認定スクラムマスター(LSM)になりました
LSMを取得しました
先日、Scrum.inc https://scrum.esm.co.jp/ 認定資格セミナーを受講し、 無事に認定スクラムマスター(LSM)となりました。
学ぶきっかけ
スクラムチームでの開発やスクラム導入をフリーランス・正社員時代から6年程経験がありました。 スクラムマスターの役割を時折してきましたが、 今年度からは明確な役割としてスクラムマスターとしてチームをファシリテートしてきました。
プロジェクトに入ると、スクラムを導入する事が多くなっているのですが、スクラムチームメンバーでスクラム経験者が少なく、私の経験的プロセスでコーチするにも自分の中で曖昧な部分が多かった為、 長期休暇の取得とセミナーの開催日が重なった事を機会に、受講を決めました。
主に学べたこと
学べて良かったこと
基本的に全て良いインプットが出来ましたが、個人的にとても理解が進んだ部分です。
- リリースプランニング。仕様が曖昧な大きなユーザーストーリーをプランニングし、プロダクトオーナーやステークホルダーと共にリリースプランを作り上げる方法
- リリースプランニングからスプリントプランニングまでの間に行うイベント、プロダクトバックログリファインメントやストーリーマッピングの方法
詳細にはセミナーの内容になってしまうので書けませんが、大きな学びでした。
振り返り
2日間の受講でしたが、LSMを取得するまでの振り返りを書きたいと思います。
Keep
- スクラムでは実現しにくいと思っていたリリースプランや、ウォーターフォールの一部を残しつつ手探りに導入していた部分がこのセミナーを受けて鮮明になり、導入支援に自信がついた。
- バッファの設け方を知った
- プロダクトオーナー・スクラムマスター・チームのロールが明確になった
- ベロシティを上げていくプランの中に、アジャイルマインドがベースになっており、コードのリファクタ・品質向上も含まれており、ずっと意識してきた事が間違っていないと確信できた。
- マイクロマネジメントに対する対処を学べた。
- システム開発の業界ではスクラム導入が多くないことを学べた
Problem
- 受講中の翻訳機が片耳だったので聞き取りにくかった
- 2日間という短い受講時間の中で概念・実践を全て盛り込まれていた為、進みが早く感じる部分もあった
- セミナー受講者の中でスクラム経験が一番長かった。半分以上がスクラム未経験者の方で、質問を受けることもあり、もっと早く受講するべきであった
- 実際の試験まで数日空いたので、そわそわした
- 受講者に配布された資料がモノクロだった為、見づらい。
- フリーランスの為、受講費用が全額自腹だ。
Try
- T字型人材になれるよう努力する
- 今まで以上にチームをファシリテートできるよう努力する
感想
- スクラム導入については各社さまざまで、かんばんだけ取り入れたり、デイリースクラムはするけど振り返りはしなかったり、 また、各社が公開しているツールでスクラムを体現していると思いますが、中にはスプリントという概念がなかったり、ウォーターフォールと混在したツールを提供していることも多く、ベロシティの計測が出来ない場合もあります。こういったことがスクラムについての曖昧さをもたらせてしまっていると感じました。 今まで「スクラムを導入しているよ!」と自信を持って手を挙げて来た人達もこのセミナーで、なんちゃってスクラムをしてきた事が浮き彫りになったのではないかと思います。 私は主にJIRAをベースにスクラムをしてきたので混乱する部分が少なかったですが、ツールに惑わされて混乱してしまう人も発生しいるように感じました。
- とても有意義な受講となりました。スクラムをかじっている人にはとてもお薦めです。